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われわれ ・・・ 虫たち 二種 ・・・

camouflage of an inchworm_head
木の小枝になりきる 警戒態勢の時の尺取り虫の頭部
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1つめ

 旬を迎える黄色い菊のような花の中に 見たことない虫のようなものが とまっていることに 気づきました 。

 胴の長い アブやハチの仲間なのかな?と思いました。
 もう少し 近よってみます 。

 なんと 、バッタのようです 。
 小さいトノサマバッタくらいの大きさです 。
 でも よく見ると 軍艦バッタです 。

a dead grasshopper _close up

 どうも死んでいるようです 。
 こんな死に方が あるんでしょうか?・・・
 こんな死に方が あるんですね 。

 腹の部分が 最大限に 伸ばされ 、白くカビが生えているようです 。
 どうして 腹が こんなに 伸びているのでしょうか?
 不思議です 。

 その近くに もう一匹 同じようにして 死んでいるものが いました 。

a dead grasshopper holding on a stem

 この個体も 腹の部分が 最大限 伸びている感じです 。
 何なんでしょうか?

2つめ

 同じような風景の中に 他にも たたずんでいるものが いました 。
 地味ですが 丁寧ていねいな模様です 。

a sort of inchworms on a flower stem

 横から見ると こんな感じです 。

 写真を 撮りながら 見ていましたら 何と 前足を 茎から離して「直立不動」の態勢を 取り始めました 。
 ぼくのことを 外敵とみなし 警戒態勢です 。
 これでは 小枝そっくりです 。

 前足が すべて ぴっちりと きっちりと 格納され 虫の気配が 感じられません 。

 みごとな カモフラージュ 、擬態です 。
 これで とまっているのが 草花の茎ではなく どんぐりの木 ( ミズナラ ) なんかだったら 完璧です 。
 
 どのような経緯で この種族は 自分たちの生息環境に ぴったりと似せて 自分たちの体を 変化させてきたのでしょうか?・・・
 現在の デザインになるまでに どんな種族の遺伝子的な試行錯誤が あったのかな?・・・ などと 思います 。

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